
どうも、でぶちょ社長です
前回の記事では、マレーシア視察旅行の総括として、「シンガポールのエネルギー」と「長岡花火の伝統」の対比から、世界で戦うアイデンティティを育てる重要性についてお話ししました。
▼ 前回の記事:シンガポールでの敗北感と長岡花火で確信した「根っこ」の話はこちら!

今回は前回の話から一転して、日常のリビングでの妻との何気ない会話からスタートします。
妻がスマホの画面を見ながら、「最近、マレーシアに子供を教育移住させる人が増えてるらしいね。芸能人とかもよくブログに書いてるよ」と話しかけてきました。
確かに、ここ数年で「子供が小さいうち(小学校や中学校)から海外に渡り、インターナショナルスクールで最高峰の教育を受けさせる」という選択肢は、メディアでも本当によく目にするようになりました。
子供のうちに広い世界を肌で知り、生きた英語環境に身を置くことの価値は、私も十分に理解できます。 ただ、妻からその話題を振られたとき、私は「確かに素敵だし理由はよく分かる。でも、わが家の息子にそうさせたいとは、私は思わないんだよね」と答えました。
今回は、「アイデンティティ」という大きな理由とは別の、息子の「将来の夢」から逆算した極めて現実的な理由についてお話しします。
息子の夢は「小学校の先生」。海外で学ぶ日本人の真の価値とは?
以前のブログでも少し触れましたが、中1の長男には「将来、小学校の先生になりたい」という明確な夢があります。
▼ 息子の夢について、AI時代の視点から冷静に分析してみた記事はこちら!

この夢をベースに置いたとき、私は「海外の教育システムを学んできた日本人の、学校現場での本当の価値って何だろう?」と、理系パパらしく目的を分解して考えてみました。
単に「英語力」や「海外の自由な考え方に精通していること」だけであれば、どれだけ幼少期から留学したとしても、現地のネイティブスピーカーや帰国子女には絶対に勝てません。学校現場が求めているのも、単なる英語マシーンとしての先生ではないはずです。
では、海外で最先端の教育を学び、日本の学校現場に戻ってくる人間の真の価値とは何か。 それは、「海外の考え方も、日本の伝統的な考え方も、両方を深く知っている『つなぎ役』になれること」。これに尽きるのではないか、と私は思うのです。
なぜ「日本の高校を卒業すること」に大きな価値があるのか
もし、小学生や中学生の早い段階で完全に海外へ移住してしまった場合、英語や海外の文化は完璧に身につくかもしれません。 しかし引き換えに、「日本の学校生活のリアルな日常や文化」を肌で体験する機会は失われてしまいます。
日本の高校を卒業するまでの18年間、地域の友達と笑い合い、部活で汗を流し、時には日本の教育システムの良さも不自由さも身をもって体験する。
これから日本の教育現場で先生になろうとする長男にとって、この「日本の学校のリアルな一次体験」を体の中にしっかり持っておくことは、将来、子どもたちや日本の保護者の気持ちを理解する上で、絶対に欠かせない強力なベース(土台)になります。
そう考えると、わが家にとって「高校までは日本の学校に通うこと」には、他には代えがたい十分な価値があるのだと確信できました。
▼長男と目指す、わが家の留学ロードマップはこちらです!

DDP×マレーシア大学で目指す「ハイブリッドな橋渡し役」
日本の土台をしっかりと固めた上で、海外の柔軟な教育システムや視点をどう上乗せしていくか。 そこで、今わが家が計画しているのが「日本の高校」×「米国高校のダブルスクール(DDP)」×「マレーシアの大学」というハイブリッドなルートです。
▼ 10代の限られた時間の中で、選択肢を広げるわが家のロードマップです!

高校3年間は日本の普通の学校生活を送りながら、オンラインで米国の高校資格(DDP)を同時に取得し、大学は多民族国家で多様な価値観が混ざり合うマレーシアのキャンパスへ進む。
このルートであれば、「日本の教育を誰よりもよく知っていながら、海外の最先端の教育論や、国境を超えたコミュニケーションにも深く精通している」という、唯一無二の先生を目指すことができます。
現地の外国人教員と、日本の先生、そして日本の保護者のあいだに立ち、お互いの良さを翻訳して繋ぐことができる「最高の橋渡し役」。
息子の夢から逆算すると、早く海外に行きすぎず、日本でじっくり地力を蓄えてから海外をアドオン(上乗せ)していくこの形こそが、最も美しく価値を発揮できる最適解なのだと感じています。
【まとめ】目的地へ向かうスピードは、人それぞれでいい
メディアで「教育移住」や「早期留学」の華やかなニュースを見るたびに、親としては「うちも早く何かさせなきゃいけないのかな……」と焦ってしまいがちです。
でも、子育ての戦略において最も大切なのは、周りのトレンドに流されることではなく、「我が子の個性の現在地と、その子が目指したい未来から逆算すること」です。
早くから海外に飛び出して世界基準の感覚を身につけるルートも素晴らしいですし、わが家のように、あえて日本でじっくり根を張ってから世界へ枝葉を広げていくルートも、どちらも同じように正解です。
焦らず、我が子の「夢のカタチ」をじっくり見つめながら、その子にとって一番心地よく、一番強みが活きるルートを、これからも夫婦で並走しながら整えていきたいと思います。
🎙️ 理系パパの独り言
「早く海外に行かないのが、うちの息子の夢には正解なんだよ」と、リビングでドヤ顔で熱弁をふるう私に対し、妻が一言。
「要するに、うちの家計に一番優しくて、お兄ちゃんの夢にもぴったりな『一石二鳥の言い訳』を思いついたってことね(笑)」
……冷徹なデータ分析(ツッコミ)が入りました。 はい、その通りです。サラリーマン家庭の身の丈に合った、極めて合理的でリスクの低い、美しい予算管理戦略でもあります(笑)。
見栄を張らず、等身大のままで、でも子どもの未来の選択肢は最大化する。 これからもでぶちょ家らしい、持続可能な留学プロジェクトを淡々と進めていきたいと思います!