
どうも、でぶちょ社長です
前回の記事では、この夏の「マレーシア・シンガポール下見プラン」の全体像を公開しました。
実は今回のフライト、コストだけを考えればハノイ経由やバンコク経由、あるいは直行便という選択肢もありました。しかし、私はあえて「シンガポール経由」という、戦略的かつエモーショナルなルートを選びました。
そこには、理系パパとしての「投資判断」、そして息子の「知的原点」への敬意が込められています。
息子の世界観を形成した「リー・クアンユー」の教育哲学
息子がこれほどまでに海外、そして英語に興味を持ったきっかけ。それは小学校の授業や探究学舎の授業で触れた、シンガポール建国の父「リー・クアンユー」の物語でした。
- 資源ゼロから知恵だけで国を創った圧倒的な合理性
- 「教育こそが最大の資源」という不変の信念
「何もないところから、戦略と人間力で世界をねじ伏せる」という物語が、理系気質の彼の心に、消えない知的な火を灯したのです。彼にとってシンガポールは、単なる隣国ではなく、「世界に興味を持った原点(聖地)」でした。
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教育ROIの再評価:シンガポール研修の「見送り」から「戦略的投資」へ
実は、息子が通っていた小学校にはシンガポール研修がありました。友人の多くが参加する中、当時のわが家は高額な費用を理由に参加を見送りました。
理系パパとして費用対効果(ROI)を冷静に分析した結果、当時は「投資に見合わない」と判断したのです。その選択に、今でも後悔はありません。
しかし、今回のプランを練る中で、息子からシンガポール訪問への熱いリクエストがありました。

どうしても、シンガポールへも行きたい!
あの日灯った火は、今も消えていなかったのです。
そこで今回は、「トランジット(乗り継ぎ)時間の有効活用」というスキームを採用しました。
- コストの最適化:直行便ではなく、乗り継ぎを戦略的に組むことで、移動費用を抑制。
- 経験価値の最大化:あえて憧れの地を「経由地」に設定し、自力で攻略するミッションを与える。
あえて安価な他国経由を選ばず、このルートを組んだのは、彼が憧れた「リー・クアンユーの創った国」を、自分の足と自分の英語で攻略してほしいという私からの挑戦状でもあります。
リー・クアンユーに学ぶ、リスペクトベースのパートナーシップ
ちなみに、私がリー・クアンユーの逸話で最高に好きなのは、「自分を成績で上回った唯一の女性(クワ・ギョクチュー)と結婚した」という話です。
ラッフルズ・カレッジ時代、自信満々だった彼を抑えて英語と経済学で1位を獲った彼女。彼はその「敗北」にショックを受けつつも、彼女の知性を深くリフレクト(尊敬)し、生涯の伴侶に選びました。
自分より優秀な相手を敬遠するのではなく、最強のパートナーとして迎える。その徹底した合理性とフェアな精神。「かっこいいな」と、理系パパとして心底痺れました(笑)。
▼リークワンユーに興味を持った方へ。
彼の「合理的な脳内」を深く知るなら、伝説の書『リー・クアンユー回顧録』がバイブルです。ただし、現在は絶版に近く中古価格も高騰しており、手に入れるのは少しハードルが高いかもしれません。
そこで、彼の「戦略の核心」をより手軽に、かつタイパ良く学びたい方には、こちらの要約版が非常におすすめです。今回の旅でも、この一冊が思考のベースになっています。
まとめ:シンガポール経由は子供の「自走」を試す試金石
今回のルートは、マレーシアで「インプット(文化・技術体験)」を行い、最後にシンガポールで「アウトプット(自力での計画・実行)」を試す設計です。
- マレーシア:五感を使って異文化を吸収する「修行」。
- シンガポール:原点の地を、自らの力で攻略する「最終試験」。
かつて費用面で断念した場所へ、今度は「自分の戦略」で乗り込む。その経験から得られる自信は、何物にも代えがたい資産(人的資本)になるはずです。
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🎙️ 理系パパの独り言
リー・クアンユーが街路樹として選んだのは、見た目が華やかな花が咲く木ではなく、「レインツリー(雨の木)」という、地味ですが大きく横に広がる樹木でした。
「熱帯のシンガポールで、人々が快適に歩き、生産的に活動するためには、花びらよりも『濃い日陰』こそが重要だ」
これ、「勉強」も全く同じだと思いませんか?
目先のテストで良い点を取るための「テクニック」や「丸暗記」は、いわば一時的に咲く花のようなものです。
しかし、本当に将来の役に立つのは、本質を理解することで自分の中に深く根付く、レインツリーのような「大きな知性の木陰」です。
息子にも、そのことを伝えて行けたらいいなと思います。
さて次回は、わが家の資産という名の「知性の土壌」をチェック。「3月の運用成績」をありのままにレポートします。