
どうも、でぶちょ社長です
英検2級の合格に向けて、一歩一歩がんばっている中学1年生の長男の英語学習・定点観測日誌です。今回は5月24日に実施した結果の振り返りになります。
前回の振り返り(5月17日)では、全体的に一歩前進した喜びがあった反面、本番に向けてどうしても乗り越えなければならない具体的な課題は、以下の3点でした。
- リスニング:
話の中に出てくる「数量の増減」や「時間の流れ」を問う引っ掛け問題に、見事に引っかかってしまう。 - 記述(要約・ライティング):
「彼ら」や「それ」などの便利な言葉に頼りすぎてしまい、誰が主語なのか曖昧で、文章の説得力に欠けている。 - 文法:
2級でよく使う表現の組み立てに、少し不完全さが見られる。
▼ 前回の定点観測でこれらの課題が浮き彫りになった時の詳しい様子と、当時の息子の葛藤はこちらの記事にまとめています!

今回の特訓は、これら前回の悔しさをバネにしたリベンジマッチです。英検2級の超頻出テーマである「キャッシュレス社会」を統一テーマに設定し、課題克服に挑んだ親子の記録を振り返ります。
リスニング対策:単語の音に飛びつかない「意味のつながり」の整理
まずはリスニング(全6問)です。前回課題になった「増減の向き」と「時間の流れ」の引っ掛け問題への対応をじっくり観察しました。結果は、なんと6問中6問正解(100%)で満点を記録してくれました。
これまでは、聞こえてきた単語の音だけにパッと飛びついて選択肢を選んでしまう癖があったのですが、今回は文章全体の「意味のつながり」を頭の中で整理しながら聞けていることが、息子の解答プロセスからも伝わってきます。
前回の失敗からしっかりと学び、この「罠を冷静に回避する流れ」をすぐに自分の中に定着させた息子の柔軟な吸収力には、親としても大きな収穫だと感じています。
長文読解のコツ:点数を安定させるための「読むスピード」のコントロール
続いて、長文読解(リーディング)と新形式の要約問題です。今回の長文のテーマは「キャッシュレス社会とデジタル格差」でした。
今回の読解スピードは、1分間に約80語ペースでした。普段、目標にしている「1分間に100〜120語」というスピードからは、あえて少し落としています。
これは、ただ「速く読むこと」に満足するのではなく、「一問一問、確実に正解すること」へ自分で意識を切り替えた、息子なりの戦略的な判断です。
この落ち着きが功を奏したのか、今回も長文読解は見事に満点。読解力に関してはかなり安定した実力がついてきたと言えます。
要約問題の壁:便利な言葉に逃げない「主語を具体的に書く」ノウハウ
今回の要約で最も意識したのは、前回の課題だった「『彼ら(they)』や『それ(it)』などの便利な言葉を使いすぎる癖」を徹底的に抑えることでした。
こうした言葉は文字数を減らすためには便利ですが、使いすぎると「これは一体、誰のことを指しているんだろう?」と、読む人に伝わりにくい曖昧な文章になってしまいます。
そこで今回は、主語を曖昧にせず、「客」「店主」「高齢者」「自治体」と、具体的な名前をしっかりと分けて据えることを意識させました。
結果として、語数は指定の枠内にぴったりと収まり、何より誰が読んでも一瞬でクリアに意味が伝わる、説得力のある文章に進化しました。
ライティングの型:理由を2つ綺麗に揃える王道の組み立て
最後のライティング(意見作文)は、「将来、すべての店やレストランは現金での支払いの受け付けをやめるべきか?」という問いです。
ここでも、要約の練習で意識した「具体的な言葉を使いこなす」という成果が、遺憾なく発揮されていました。
「高齢者が買い物をできなくなる(結果として店側も客が減って困る)」という視点と、「災害などの緊急時にシステムが停止してしまう」という、相手に納得してもらいやすい2つの理由を綺麗に揃えることができました。
自分の頭で筋道を立てて文章を作る「基礎の型」は、かなり高いレベルで安定してきたなと感じます。
今回の英検2級の定点観測データ(5/24結果)
ここまでの学習ステップをデータでまとめると、前回の課題をひとつひとつ丁寧につぶすことができたのが本当によく分かります。
| 項目 | スコア / 記録 | 前回(5/17)からの成長と分析 |
| リスニング | 6 / 6問(100%) | 課題だった引っ掛けの罠を完全に看破。最高タイ記録です。 |
| 長文読解(リーディング) | 1分間に約80語 | 読むペースをあえて落とし、確実性を優先して見事に満点獲得。 |
| 要約(サマリー) | 15 / 16点 | 便利な言葉に頼らない主語選びで、クリアな文章に進化。 |
| ライティング(作文) | 14 / 16点 | 具体的な言葉で理由を組み立てる「型」が綺麗に完成。 |
| 次回の課題 | NEW! | 次回(5/31)より、最後に「スピーキング対策」を1問追加! |
今回の一次試験対策にかなり良い型が見えてきたので、この勢いのまま、私たちは次のステップへ進むことにしました。それが、上の表の最後にこっそり追加した「新しい課題」です。
次のステップ:日本の日常では鍛えにくい「スピーキング」への新たな挑戦
さて、息子は去年の12月から本格的に受験勉強を始め、今年の初めに英検準2級を取得したばかり。客観的に見ても驚異的なスピードで成長していますが、次の10月の本番に向けて、ここである大きな問題にぶつかります。
それが、「日本の日常では、スピーキング(二次試験の面接)は圧倒的に鍛えにくい」という現実です。普通に日本の中学校に通う日常の中で、英語を話す必然性はゼロだからです。
しかし、ここでおもしろい事実に気づきました。
英検2級のスピーキングは、ネイティブのようにペラペラ話すフリートークではなく、「ルールと型が決まった情報処理のテスト」であるということです。日常会話のセンスではなく、実はこれまでの勉強で培ってきた力がそのまま最大の武器になります。
- 音読問題:
すでに長文を正確に読む力(読解力)があるので、それをそのまま「声に出す」だけで合格点に届きます。 - イラストの説明問題:
今回の特訓で身につけた「主語を具体的に言う(theyに逃げない)」という力がそのまま活きます。 - 自分の意見を答える問題:
ライティングで必死にストックしてきた「理由の引き出し」を、頭の中で短くして口から出すだけです。
「英語をペラペラ話す」と思うと身構えてしまいますが、「頭の中にある作文の引き出しを素早く開けて、短い文で口から出す」と考えれば、中1の息子にも十分に攻略可能です。
そこで、次回の定点観測(5月31日)からは、これまでの一次試験対策に加えて、最後に「面接形式の質問に口頭で即答する練習」を1問だけトッピングして、少しずつ話す回路を作っていくことにしました!
まとめ:中1の夏、ついに見えてきた「自分で考える型」
「引っ掛けに惑わされない」「読むスピードを自分でコントロールする」「作文で具体的な言葉を使い切る」。前回見つかった悔しい課題と地道に向き合ってきたすべての要素が、今日の勉強で見事にひとつに繋がりました。
現在の実力は、本番に向けてかなり良い型を備えてきていると感じます。さらに次回からは、満を持して「話す訓練」という新しい挑戦も始まります。中1の夏、どこまで進化してくれるのか親としても楽しみです。本番に向けて、引き続きあたたかく伴走していきます。
🎙️ 理系パパの独り言
息子の作文を見ていて思ったのですが、主語を「あれ」とか「それ」から「具体的な言葉」に変えるだけで、全体の説得力がガラリと変わるんですよね。
これって、実は大人の仕事でのコミュニケーションや、日頃の文章作成でも全く同じことが言えるなと感じます。
「あの件」とか「彼らが」とあいまいに使いがちになると、話の軸がブレてお互いの認識にズレが生まれやすくなります。常に「今、誰の話をしているのか」を具体的に言葉にする。
そして、その「具体的に伝える力」が、そのまま次のスピーキングの試験でも最大の武器になる。学習のすべての要素がパズルのように綺麗に繋がっていく感覚が、パパとしては何よりも嬉しかったりします!