
どうも、でぶちょ社長です
前回の記事では、中1長男のクラスにいる「少しやんちゃな子(掃除当番をスルーしたり、共有スペースの使い方で注意されたりする子)」を引き合いに出して、「凡人こそ社会から排除されないためにルールを守れ」という、少し冷徹なロジックの話をしました。
しかし、長男からその彼についての話を聞いていたとき、彼の名前を聞いて、私の中でふとひとつの記憶がフラッシュバックしました。そして、彼に対する評価を自分の中で大きく改めることになったのです。
今日は、あのルールの授業の「後日談」であり、人の可能性と「チーム」の面白さについて感じたことを書いてみたいと思います。
中学生の息子が話す「やんちゃなクラスメイト」の意外な過去
長男から「日直の当番をスルーしたり、共有スペースの使い方で注意されたりしている子がいる」と聞いたときのことです。

ほんと、あいつ何考えてるんだか。〇〇っていうんだけどさ

……えっ。〇〇くんって、去年の小学校の運動会で、応援団長やってたあの子か?
その名前を聞いて、私はハッとしました。 昨年の小6の運動会。保護者席から見ていて、ひと際大きな声を張り上げ、全身を使って味方を鼓舞していた応援団長の生徒がいました。
熱気で顔を真っ赤にして仲間を引っ張り、競技の最後には誰よりもボロボロと大粒の涙を流していた、あの熱い少年。それが彼だったのです。
「めんどくさい」と役割をスルーしてしまう中1の姿と、誰よりも純粋に勝利のために涙を流していた小6の姿。私の中で、その2つが突然結びつきました。
▼長男が小学校で遭遇したトラブルから学んだおすすめ記事はこちらです!

やんちゃな子供は才能の原石?規格外のエネルギーとリーダーシップ
小6であれだけの熱量を持っていた子が、中学生になって突然「悪い人間」になるわけがありません。彼の過去の姿を思い出したとき、私はひとつの気づきを得ました。
学校で「やんちゃ」と呼ばれる子供たちの多くは、決して根っから悪いのではなく、単に「持っているエネルギーの総量が、普通の枠に収まりきらない規格外サイズなだけ」なのだと。
ものすごいパワーを持っているけれど、今は中学生という新しい環境で、その有り余るエネルギーを向ける先が見つかっていない。
だから、ルールをはみ出したり、無駄に反抗したりして周囲と衝突してしまうのです。
しかし、小6の運動会のように「思い切りエネルギーを爆発させていい場所」を与えられたとき、その規格外の熱量は「圧倒的なリーダーシップ」に変わっていました。
彼の中には、間違いなくすごい「熱さ(情熱)」が今も眠っています。
▼圧倒的な熱量で私の人生を変えたおすすめの本についての記事はこちらです!

ルールと自制心を身につけた時、子供の熱量は大きな才能に変わる
前回の記事で、私は「代わりがいない超天才だけがルール違反を許される」と息子に言いました。
小6の彼の姿を思い出し、私は改めて思いました。 もし彼が、今はまだ持っていない「社会のルール」や「自制心」という名の「ブレーキとハンドル」を手に入れたらどうなるだろうか。
あの規格外のエンジンを正しくコントロールし、守るべきところをきっちり守れるようになったとき。彼は「社会から排除される不要な存在」ではなく、本当に「ルールを作る側の人間(天才側)」に化けるかもしれない。そう感じさせるだけの、凄まじい熱量が彼にはありました。
▼長男だって負けていない!息子がマレーシア大学を目指すきっかけの記事はこちらです!

優等生とやんちゃな子供の組み合わせ:正反対の個性が作るチーム論
そしてもう一つ、私の頭の中にとてもワクワクする未来の想像が膨らみました。
毎朝5時半に起きてAIと英語を勉強し、ロジックと継続力で「英検準2級」を勝ち取った、ちょっとプライドの高いわが家の長男。 一方で、ロジックやルールは苦手だけれど、人を巻き込む圧倒的なパッションと突破力を持った彼。
もし将来、この正反対の2人がタッグを組んで何かに挑戦したら、どれだけデカいことができるだろう?
ビジネスでもプロジェクトでも、同じような優等生ばかりを集めたチームは案外脆いものです。「ゼロから圧倒的な熱量で突破口を開く人間(=彼)」と、「それをロジックで組み立てて、持続可能なシステムに落とし込む人間(=長男)」。
この2つの異能が組み合わさったとき、社会に本当のイノベーションが起きるのではないか。そんな大げさなことまで考えてしまいました。
🎙️ 理系パパの独り言
子供の「悪い部分(ルールを守れない)」にだけ目を向けると、ただの厄介者に見えてしまいます。でも、過去の姿やその奥にある「エネルギーの源泉」に目を向けると、途端にダイヤの原石に見えてくるから教育って面白いですよね。
……と、ここまで少しドラマチックに語ってきましたが、私は長男に対して、こう付け加えました。
「ただし、彼がきちんとしたルールや、他者に対する敬意(リスペクト)をちゃんと身につけるまでは、少しだけ距離を取った方がいいよ」
いくら素晴らしいエンジン(才能)を持っていても、それをコントロールするブレーキがまだ未完成なうちは、お互いにとって『良い距離感』を保ちながら付き合うのが一番スマートだからです。
お互いに違う強みを持つからこそ、今はそれぞれのペースで成長していくのを温かく見守る。そんな話を長男にしました。