「なんとなくの不安」を数字で解剖する。私が一度も生命保険に入らなかった理由

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パパ
パパ

どうも、でぶちょ社長です

前回の記事では、わが家が1,500万円を捻出するために「捨てた常識」についてお話ししました。格安SIM、3万円の社宅、中古の軽自動車……。そしてもう一つ、わが家には「生命保険に一度も入ったことがない」という大きな特徴があります。

「自分に万が一のことがあったらどうするんだ?」 父からもよく心配されますが、実はこれ、感情で決めたことではありません。

僕がかつて工学部で叩き込まれた「事実と数字に向き合う」という癖を杖にして、徹底的に解析した結果たどり着いた、わが家なりの合理的な答えなのです。

僕は「怖がり」だから、数字を見る

実を言うと、僕はかなりの怖がりです。放っておくと、解決できない問題をぐるぐると考え続け、心がどんどん重くなってしまう。

そんな自分を知っているからこそ、僕は感情を横に置いて数字を見るようにしています。

計算を間違えればモノは動かない工学の世界と同じで、人生も「なんとなくの恐怖」で立ち止まるより、「数字」を見て正しく備える方が、はるかに成功率が上がると信じているからです。

もちろん、全ての保険を否定しているわけではありません。自動車の任意保険などは、対人・対物の賠償リスクが無限大になる可能性があるため、しっかり加入しています。

要るものは要る、要らないものは要らない。この境界線を引くのが、僕にとっての「数字」なんです。

【解析】わが家を支える「3,500万円超」の公的保障

僕が生命保険を不要だと判断した最大の根拠は、日本の社会保障制度(遺族年金・障害年金)の構造です。

2028年の制度改正も精査しましたが、わが家のような「子がいる現役世代」への保障は、今後も生活のベースを支えるに十分な厚みがあります。

  • 遺族年金(万が一の時): 妻へ一生涯支給される分を含め、トータルで約3,500万〜4,000万円
  • 障害年金(働けなくなった時): 高度障害時も、加算分を含め年間約250万円〜(2026年時点)を受給可能。

これに加えて、医療費の自己負担を抑える「高額療養費制度」もあります。「国からこれだけのキャッシュフローが保障されている」という事実。これだけで、民間の死亡保険に入る論理的な必要性はほぼ消滅しました。

保険料を「規律ある蓄財」に変えた成果:1,560万円の盾

もちろん、日本円の年金だけではインフレや円安のリスクがあります。 そこでわが家がとってきた戦略が、「保険料を払う代わりに、その費用をすべて貯蓄と資産形成に回す」という選択です。

単なる投資の運だけで増えたわけではありません。ジュニアNISAでの運用に加え、固定費を削って浮いた資金やボーナスを、一円も逃さず積み増し続けた「規律」の結果です。

この「保険料の代わり」に積み上げた元本と運用益が、現在は約1,600万円(1人あたり800万円)という大きな盾になりました。

「公的な保障(円)」と「自分で作った盾(外貨・金・株)」。 この二つがあれば、家を持たずとも家族が路頭に迷うことはなく、子供たちの大学費用もすでに確保されている。これが僕の導き出した解析結果です。

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もし「パパ」がいなくなったら

ただし、息子よ、これだけは伝えておきたい。 もしパパに万が一のことがあったら、その時はマレーシア進学は潔く断念してほしいと思っている。

夢をすべて諦めろとは言わない。けれど、大黒柱を失った「チームわが家」にとって、多額の資金を海外へ投じるのはリスクが大きすぎるんだ。

お金の問題だけじゃない。パパがいなくなれば、ママも弟も、言葉にできないほど心細い思いをするだろう。

その時は、目標に固執しすぎず、状況に応じて「しなやか」に生き方を変えてほしい。国内でできる方向性を探し、残された家族の心を支える側に回ってほしいんだ。

パパが作った「1,600万円の盾」は、そのための守りとして、そして君たちが新しい一歩を踏み出すための土台として使ってほしい。

結論:感情が信じられない時こそ、数字を見なさい

息子よ。パパが君に「数字を武器にする癖」をつけてほしかったのは、こういう理由からです。

人の心は非理性的です。何も知らないままでは、漠然とした「不安」という霧に包まれ、誰かの言いなりになって大切なお金を使ってしまいます。

でも、ふと我に返って「数字」を見てみる。たったそれだけで、人は自分たちの足元がどれほど守られているかに気づき、本当に大切な「今」という時間に全力で投資できるようになります。

留学先としてマレーシアを選んだのも、やはり最後は数字が背中を押してくれました。

パパが不安な時に開く本:『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』
「世界はどんどん悪くなっている」という思い込みを、データで鮮やかに解きほぐしてくれる本です。パパの「数字の杖」の原点とも言える一冊。

道は違っても、君が迷った時はいつでもこの杖を使いなさい。 パパはこれからも、正しい事実を見つめながら、君が飛ぶための滑走路の照明を灯し続けようと思います。

がんばれ、息子。パパも一緒に、地に足をつけて歩いていくよ。

🎙️ 理系パパの独り言

「パパがいなくなったら、マレーシアは諦めてくれ」 本当はこんなこと、言いたくありません。でも、曖昧な「安心」を買い与えて、いざという時に家族を途方に暮れさせる方が、私にはよほど無責任に思えるのです。

この記事を書いていて改めて痛感したのは、このプロジェクト最大のリスクは「私の健康問題」そのものだということ。

そこで、決意しました。 来週の英検過去問の結果報告から、「毎週の体重データ」を公表し、ダイエット計画をスタートさせます!

息子のスコアがアップするたびに、私の体重はダウンする。 親子で「身を削る」挑戦の記録、ぜひ見届けてください。


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