
どうも、でぶちょ社長です
最近のわが家では、小4の次男がミステリー小説から『科学探偵シリーズ』へと、すさまじいスピードで活字の世界を開拓しています。
▼ 次男のすさまじい読書スピードについてはこちら!

そんな次男の読書熱に刺激されたのか、あるいは単なる偶然か、中1の長男も負けじと自分の世界に没頭しています。この春から私立中学校へと進学した長男にとって、往復の通学バスの時間は、彼にとって絶好の「第二の読書黄金期」になっているようです。
彼が今、バスの中で周りの喧騒を忘れてページをめくっているのが、名作ファンタジー『十二国記』(小野不由美著)です。
今回は、彼がこの長編シリーズを手に取った背景と、現代のエンタメが溢れる中で、あえて親がこの本をリビングに置いておいた「ちょっとした狙い」についてお話しします。
祖母・父・息子へ。3世代で受け継がれる『十二国記』のバトン
長男がバスの中で読んでいる、少し年季の入った文庫本。これは、私の母(長男から見ればおばあちゃん)が大ファンで、それを私が譲り受け、さらに「いつか息子たちに」と私の実家から大切に持って帰ってきた、思い入れの詰まった宝物です。
つまり長男は今、「祖母・父・息子」と3世代にわたって受け継がれてきた歴史のバトンをその手に握り、同じファンタジーの世界を旅しています。
わが家では以前、長男が『ハリー・ポッター』全巻を読破したことで、国語力だけでなく全教科のベースとなる「活字への耐性」が身についたというお話をしました。
▼ 読まなくても怒らない「鉄の掟」など、初期の読書戦略はこちらです!

今回も親から「これを読みなさい」と無理に勧めたわけではありません。リビングの本棚にそっと並べておいた祖母の文庫本を、中学生になった彼が自らの意志で手に取ってくれたことが、親として何よりも嬉しい瞬間でした。
現代のライトノベルと名作ファンタジー、それぞれの魅力
現代は、スマホを開けば「異世界転生もの」などのアニメやマンガが手軽に楽しめる時代です。長男の世代にとっても、異世界を舞台にした物語は非常に身近なエンタメになっています。
現代のライトノベルやアニメの素晴らしいところは、主人公が最初から特別な力を持っていたり、トントン拍子に活躍できたりする「爽快感」にあります。日々の勉強や部活で疲れた頭をリフレッシュさせるには、こうした手軽で楽しいエンタメも絶対に必要です。
一方で、長男が今読んでいる『十二国記』は、少し味わいが異なります。 主人公は、ある日突然、言葉も通じない厳しい異世界に放り出されます。特別な魔法の力があるわけでもなく、最初は周囲の大人に騙され、裏切られ、泥水をすするような逆境からのスタートを余儀なくされます。
「都合のいい展開」が一切ない厳しい世界だからこそ、主人公が自分の頭で考え、もがき苦しみながら少しずつ成長していく姿に、とてつもないリアリティと重みがあるのです。
▼ 長男が夢中になっている名作ファンタジー『十二国記』はこちら!
(※長編ですが、活字の世界に没入する楽しさが詰まっています)
国語力は後付け!マレーシア留学の「心構え」にもなる疑似体験
実は先日、中学校で1学期の期末テストがありました。 親としては「これだけ重厚で長い文章を日常的に読んでいれば、長文読解がメインの国語のテスト対策としてもかなり役立つだろうな」と密かに期待していました。
ただ、彼が『十二国記』を読み始めたのはテスト期間に入るずっと前からです。「テストの点数を上げるため」という打算的な理由ではなく、純粋に物語の面白さに引き込まれて活字を追っている状態が、結果として最高の国語力トレーニングになっているのだと思います。
そして何より、この「思い通りにいかない環境でもがき、自分の頭で考えてサバイブする」という本の疑似体験は、将来彼が挑むマレーシア留学への最高の心構え(シミュレーション)になるのではないかと密かに期待しています。
もちろん、マレーシアが物語に出てくるような「ならず者国家」だと思っているわけではありませんよ!(笑)。
ただ、親の保護から離れ、文化も言葉も違う異国で生活する留学には、必ず「理不尽」や「想定外のトラブル」が待ち受けています。
そんな時、物語の中で主人公が泥水から立ち上がった経験のストックが、彼の心を支えるタフな土台になってくれると確信しています。
▼息子が目指すマレーシア大学へのロードマップはこちらです!

まとめ:親の「さりげない環境設計」が子どもの世界を広げる
親が「ためになるから読みなさい」「国語の成績が上がるから読みなさい」と正面から言っても、子どもは絶対に読みません。
だからこそ、親にできるのは「実家から持ってきた大切な本を、リビングの本棚に静かに佇ませておくこと」くらいです。
「いつか手にとってくれたらいいな」という親のさりげない環境設計に、子どもが自分のタイミングで見事にハマってくれた時、親としての喜びもひとしおです。
🎙️ 理系パパの独り言
通学バスの中で重厚な『十二国記』の世界にじっくり浸っている長男。 ハリー・ポッターの時もそうでしたが、彼は一度本に集中すると、周りの音が一切聞こえなくなるタイプです。
ですので、父としての今の最大の懸念は、教育的効果がどうこうというよりも、「夢中になりすぎて、最寄りのバス停を降り損ねて迷子にならないか」という、極めて物理的な心配の一点に尽きます(笑)。
何はともあれ、おばあちゃん、父親、そして息子へ。 こうして同じ本を読んで、同じ世界観や人間ドラマについて語り合える日が来るなんて、本棚のバトンを繋いできて本当によかったなとしみじみ感じる今日この頃です。
皆さんのご家庭にも、かつて自分が魂を揺さぶられた「眠っている宝物の本」はありませんか?さりげなくリビングに置いておくと、ある日突然、子どもが新しい扉を開くかもしれませんよ!