
どうも、でぶちょ社長です
わが家では、中1の長男と一緒に日々の学習やマレーシア進学に向けたロードマップを走っていますが、勉強部屋を飛び出した何気ない「日常の会話」の中にこそ、子どもの視野を広げる最高のチャンスが転がっていると感じています。
先日、夜寝る前にちょっとした「エアコンの温度設定」をめぐって、長男と少し考えさせられるやり取りがありました。
今日は、親子の間で交わした会話から、学校の勉強だけでは身につかない「一生使える思考の軸」について、理系パパの視点でお話ししたいと思います。
「25度は夏日だから低くない」と言う息子と、私のモヤモヤ
先日の夜、長男の部屋のエアコンが「25度」に設定されていました。 大人にとってはさすがに冷えすぎて寒かったため、「寒すぎるから、設定温度を少し上げてほしいな」と長男に頼んでみたのです。
すると、長男から予想もしない角度の答えが返ってきました。
「なんで? 25度ってニュースの天気予報でも『夏日』って言うじゃん。だから別に低すぎないでしょ?」
私は「でもね、エコや節電の観点からも、夏のエアコンは28度くらいが推奨されているんだよ」と返しました。
しかし、長男の反応はこうでした。
「そんなの学校で習ってないし、わからないよ」
この「習ってないからわからない」という一言。 その場はそれ以上追及しませんでしたが、私は一晩、この言葉について少しモヤモヤと考え込んでしまいました。そこで翌朝、改めて長男をリビングに呼んで、じっくりと話をしてみることにしました。
学校は「すべてを教えてくれる場所」ではないという事実
リビングで向き合った長男に、私はまず「怒っているわけじゃないよ」と前置きをした上で、優しく語りかけました。
「いいかい。お父さんはね、昨日お前が言った『習ってないからわからない』っていう言葉が少し引っかかったんだ。
学校のことを『世の中のすべてを教えてくれる場所』だとは思わないほうがいい。 むしろ学校という場所は、『まだ習っていない未知のことに出会ったとき、自分なりに筋道を立てて考えて、答えを見つけ出すための訓練をする場所』なんだ。
最低限の基礎知識を覚えるのは、そのための土台作りに過ぎないんだよ」
私の言葉を、長男は黙って静かに聞いていました。
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ここで私は、彼が今まさに学校で学び始めている「理科(物理)」の視点を使って、もう一歩踏み込んだ話をすることにしました。
物理学の究極は「自然は、自然な状態になりたがる」
「理科の話をしよう。物理学や自然科学を難しく考える必要はないよ。その究極のルールはね、『自然は、常に自然な状態になりたがっている』ということ。これだけを頭に入れておくだけで、世の中のいろんな仕組みの正解が見えやすくなるんだ。
エアコンもまったく同じ。物理には『熱は高いところから低いところへ流れる』という絶対のルールがある。外が35度で部屋が25度なら、放っておけば熱が入り込んで同じ温度に落ち着こうとする。これが地球にとって一番フラットで自然な状態。
エアコンを使うということは、このルールに逆らって、入ろうとする熱を無理やり外へ押し戻し続けているんだ。高いところから落ちてくる水を、下から必死に手で押し返して『高低差』を維持するようなものだから、ものすごい体力がいる。
25度という『自然の暑さから遠く離れた不自然な温度差』をキープしようとするからこそ、自然の反発をねじ伏せるために莫大な電力を消費し、たくさんのCO2を出すことになるんだよ」
暗記ではなく「ぼんやりと本質を掴む」勉強の楽しさ
難しい数式を覚えなくても、この『自然は、自然な状態になりたがる』という本質さえ知っていれば、「なぜ冷やすと電気代がかかるのか」を自分の頭でイメージできます。
ただ教科書を暗記するのではなく、未知の出来事に「こういうことかな?」と仮説を立てられるようになること。それこそが本当の勉強の楽しさです。
日常の「なんで?」を一緒に面白がってみる体験が、AI時代にも揺るがない「自走力」を育ててくれると信じています。
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🎙️ 理系パパの独り言
……と、ここまで偉そうに「物理の本質」なんてロジックを語ってきましたが、実は私自身、中学生のころにはこんなこと全く理解できていませんでした(笑)。
なんなら大学生になってからも、テストの点数を取るためだけに、ただ必死に公式を追いかけて暗記していた記憶しかありません。
でも、「物理」とは文字通り、「物の理由(もののことわり)」をじっくり考える学問です。
日常には、教科書より面白い「なんで?」が溢れています。 お子さんと一緒にいるとき、ぜひ「これ、なんでだと思う?」と声をかけてみてください。正解はいりません。その会話自体が、子どもの考える力を育てる最高のトレーニングになりますよ!