
どうも、でぶちょ社長です!
先日、ネットニュースで思わず二度見してしまう記事を見かけました。 東京・新宿のイベントスペースで「あつまれNISA貧乏バー」というイベントが開催され、NISA枠を満額埋めるために過剰な節約をする若者たちの“極限生活”が語られたというニュースです。
そこに並んでいたエピソードが、なかなかに強烈でした。
- 「NISA枠を満額埋める資金を作るため、彼女と別れた」
- 「手取り収入20万円のうち、11万円を投資に回して毎月極貧」
金融講師の肉乃小路ニクヨ氏も「非常に危なっかしい」と指摘していましたが、これには私も首がちぎれるほど同意せざるを得ませんでした。
かつて『「NISA貧乏」でも投資をやめるな!積立額を月500円に減らして市場に居続けろ』という記事を書いた私ですが、ここまでの領域に入ってしまうと、もはや戦略ミスというレベルを超えて「手段と目的の完全な逆転」が起きています。
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【NISA貧乏の罠】「健康のためなら死んでもいい」本末転倒な投資リスク
NISAの非課税枠(年間180万円・生涯1,800万円)を最速で埋めたい気持ちは、投資をやっている人間なら痛いほど分かります。
複利の効果を最大化するには「早期の一括入金・上限買付」が数学的な正解だからです。
しかし、そのために「今目の前にあるパートナーとの時間」を捨てたり、食事や健康を犠牲にして手取りの半分以上を機械的に口座へ流し込むのは、完全な本末転倒です。
昔、ある筋肉系お笑い芸人さんが「健康のためなら死んでもいい!」という有名なギャグを言われていましたが、今の極限NISA貧乏はまさにこれと同じ状態に陥っています。
「未来の幸せのために、今の幸せを殺す」 冷静にロジックを組み立てれば、これがどれほど歪んだトレードオフであるかは一目瞭然です。
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お金は「幸せを実現するためのツール」に過ぎない
理系的な思考で言えば、お金(資産)とは「家族の幸せや人生の選択肢を最大化するための手段(ツール)」です。
数字を増やすゲームに没頭するあまり、ツールそのものを目的化してしまうと、人生の最適化問題としては大失敗に終わります。
投資の利回りがどれだけ高くても、若くて感性が豊かな「今の20代・30代の時間」を取り戻すことは絶対にできません。パートナーと過ごす時間、美味しいものを食べた感動、友人と旅行に行った思い出。これらはすべて、その年齢・その瞬間でしか得られない「人生の配当金」です。
非課税枠という国の枠組(ルール)に踊らされ、今の生活の笑顔が消えてしまうなら、それは投資ではなく「数字への隷属」になってしまいます。
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【我が家のリアル】目標2,000万円でもNISA満額なんてやってない!
「じゃあ、でぶちょ社長の家はどうなんだ?マレーシア留学資金2,000万円を目指すくらいだから、NISAも年間180万円満額やってるんだろ?」と思われるかもしれません。
ぶっちゃけますが、我が家だってNISAの満額投資なんて全然やっていません。
今の我が家の「収入と支出のリアル」を愚直に計算し、自分たちの生活を壊さない無理のない範囲でしか積立はおこなっていません。
非課税枠が余っていようが、年間上限に届いていなかろうが、全く気にしていないのが本音です。
世間の「枠を最速で埋めろ」という声に踊らされず、今の自分たちの生活の笑顔を守れる範囲で淡々と続けること。これが、我が家が辿り着いた答えです。
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【メリハリ投資術】削る場所は徹底的に削り、使う場所には徹底的に使う
我が家が実践しているのは、NISAを満額埋める我慢ではなく「固定費と体験投資のメリハリ」です。
生命保険を解約し、車は中古の軽自動車1台、通信費はポイントで自動化し、ふるさと納税は「鶏むね肉10kg」で食費を浮かせる……。
一見するとかなりのドケチ生活に見えるかもしれませんが、使っても満足度が変わらない「世帯の見栄や無駄な固定費」を徹底的にデバッグしているだけです。
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そうやって浮かせた大切なお金は、無理にNISA口座に流し込むのではなく、子どもの「米国高校DDP(ダブルスクール)」などの教育費や、今しかできない家族の体験にガッツリ投下しています。(詳しくはこちらです。)
🎙️ 理系パパの独り言
投資は「人生を豊かにするためのマラソン」であって、誰かとタイムを競う100m走ではありません。
手取り20万円なら、月1万円〜2万円の積立でも十分に立派です。大切なのは「自分たちの今の収入と支出に合わせて、笑顔で回る範囲を見極めて細く長く続けること」。
「枠を埋めるために彼女と別れた」なんて彼が、いつか「あの時、彼女と行った旅行の思い出の方が、NISAの評価益よりずっと価値があったな」と気づいてくれることを、元・FX失敗パパとしては切に願っています(笑)。
自分のペースで、今も未来も両方楽しんでいきましょう!