「努力は楽しいに勝てない」。植松努氏の言葉と、わが家が「偏差値」より大切にした教育の軸

🧪理系パパの教育論

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パパ
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どうも、「でぶちょ社長」です

先日の記事でもご報告した通り、おかげさまで息子はクラス分けテストを突破し、「入学金・授業料免除」となる最高ランクの特待生資格を獲得することができました。

合格の興奮が少し落ち着いてきた今だからこそ、今日は改めて、この挑戦の根底にあり、わが家の教育方針の大きな指針(コンパス)となっている「ある人物」の話をさせてください。

今から1年ほど前、息子の小学校で講演会がありました。登壇されたのは、北海道の小さな町工場から本気でロケットを作っている社長、植松努さんです。

この講演を企画してくれた学校への感謝が、今も止まりません。なぜならそのお話は、私の過去の挫折を肯定し、わが家が進むべき「正解のない道」を照らしてくれるものだったからです。

「どうせ無理」は、自信を奪われた人の叫び

講演の中で、特に忘れられないエピソードがありました。

植松さんが小学生の頃、担任の先生から人格を否定され、激しい言葉を浴びせられ続けていたときの話です。当時の植松さんは「自分が悪いからだ」と思っていたそうですが、後になってその先生の「本当の姿」を知ります。

その先生は、家庭で夫から激しい暴力を受けていた被害者だったのです。

植松さんは仰いました。 「自分を否定されている人は、自分より弱い誰かを否定することでしか、心のバランスを保てなくなってしまうことがある」

「どうせ無理」「そんなの無理だ」と誰かの夢を笑う大人は、かつて自分も誰かに否定され、自信を奪われてしまった人。これは個人の性格の問題ではなく、「不幸の連鎖」なのだという指摘に、隣にいた妻が、私よりも先に「……っ!」と唸るような声を漏らしました。

「努力」は「楽しい」に勝てない

この話は、私の苦い記憶とも重なりました。

私はかつて、誰かにセッティングされたレールを歩むだけの学生でした。就職氷河期時代、就職に有利という戦略的に選んだ工学部。自分の中に情熱がない「やらされる勉強」に耐えられず、糸が切れて留年しました。当時の私を苦しめていたのは、「レールから外れる自分はダメだ」という無言の否定だったのかもしれません。

そんな私が変わったのは、なんとか滑り込んだ就職先の企業での「ものづくり」の現場でした。 自分の手で物を作る楽しさに触れた瞬間、退屈な数式が「魔法のツール」に変わりました。「あの学問は、こう使うのか!」とスイッチが入ったとき、私は初めて自発的に勉強を「面白い」と感じたのです。

もともと私は、努力が苦手な性格です。スイッチが入らないと何もできません。でも、スイッチが入った時の集中力は自分でも驚くほどです。だからこそ、確信しています。

「努力は、楽しいに勝てない」

歯を食いしばって耐える「努力」の1日は長く感じますが、没頭する「楽しい」1日は一瞬です。どちらがより長く、濃い時間を過ごせるかは明白です。

私たちが「偏差値」よりも大切にしたもの

だからこそ、私は息子に対し、極力「勉強しろ」とは言わないようにしてきました。彼に「勉強=楽しい」というスイッチを見つけてもらうために、「花まる学習会」や「探究学舎」といった場所へ投資してきました。正直、決して安くない授業料です(笑)。

パパ
パパ

具体的にどんな授業で息子の目が輝いたのか、以前こちらの記事で熱く語ってしまいました

【関連記事】 「勉強=遊び」への転換。わが家が花まる学習会と探究学舎を選んだ理由とその効果

それでも、無理やり机に向かわせる「否定の連鎖」の中に置くよりも、一生モノの「ワクワクの種(スイッチ)」を植えることの方が、彼にとって価値があると考えたからです。

実は、わが家が最終的に「高校での偏差値がそれほど高くない学校への内部進学」を決断したのも、この考えが根底にあります。

植松さんのような方を招き、子供の心に火をつけようとしてくれるこの学校なら、先生方が「否定の連鎖」を断ち切り、息子の「楽しい」というエンジンを守り、育ててくれる。そう確信できたからです。

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長男
長男

この学校に入って本当によかった。だからこのまま、中高にも上がりたいんだ

「だったら、こうしてみたら?」という正の連鎖

植松さんは仰います。 「『どうせ無理』という言葉をなくしたい。代わりに『だったらこうしてみたら?』と言おう」

誰かに否定された痛みを、誰かへの攻撃に変えるのではなく、新しい知恵に変えていく。 その「正の連鎖」こそが、私たちが息子に渡したい一生モノの「自走エンジン」です。

これからも、素晴らしい出会いを提供してくれる学校への感謝を忘れず、わが家も自分たちらしい道を進んでいこうと思います。

もし、お子さんが何かに失敗して自信を失いかけていたら、まずは「どうせ無理」を飲み込んで、「だったら、こうしてみたら?」と声をかけてみてください。 その一言が、親から子へ贈れる最高の「特効薬」になるはずです。

もし今日の話に心が動いたなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。

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