
どうも、「でぶちょ社長」です。
前回の記事でEF_SETの試験結果を公開しました。その結果、英検準2級合格に向けた必須強化ポイントが「書く力(ライティング)」であることが判明しました。
「よーし、弱点はわかった! さあ特訓だ!」 と行きたいところですが、ここで新たな問題が発生します。
「誰がリアルタイムで添削するのか?」問題です。
語彙とライティングの特訓に「ロボコーチ」導入
これまでの記事でも紹介してきましたが、息子は毎日単語アプリ「mikan」で語彙を増やしたり、オンライン英会話「クラウティ」でアウトプットしたりと頑張っています。 ただ、定点観測の結果、浮き彫りになった課題は「語彙の正確性とライティングの構成力」でした。

パパ~、この英作文合ってるか見て~

(忙しい、正直パパの英語力じゃ自信ないぞ…) えっと、後で見るから置いといて!
こんなやり取り、皆さんのご家庭でもありませんか?(笑) 親が毎回チェックするのは大変だし、レスポンスが遅れると子供のやる気も削がれてしまいます。
そこで、最近話題の「生成AI(Gemini)」を、息子の「語彙とライティング」特訓用家庭教師として導入してみることにしました。 これが意外なほどハマっているので、我が家の活用法を詳しく紹介します。
Geminiを「英検準2級 ロボコーチ」に設定する
「AIを使う」といっても、難しい操作は不要です。無料のGeminiアプリに向かって、役割を与えてあげるだけです。 具体的には、後述する「指示書(プロンプト)」をGeminiに読み込ませて、毎朝のトレーニングをサポートしてもらっています。

人間相手だと間違えたら恥ずかしいけど、AIならパジャマのままでも平気だし、何度間違えても怒られないから気が楽だよ。あと、タイピングの練習にもなるよ
基本編:実際に使っている「指示書(プロンプト)」
もし興味がある方は、これをそのままGeminiにコピペしてみてください。一瞬で頼れる戦略コーチが誕生します。
【コピペ用:英検準2級ロボコーチ指示書】
【コピペ用:英検準2級AIコーチ指示書】 あなたは、英検準2級合格を目指す小学6年生の専属英語コーチ(論理的・励まし型)です。 ユーザーが「スタート」と言ったら、以下の【バランスメニュー】を順番に実行してください。
### 【基本ルール】
- 1問ずつ出題: ユーザーの回答を待ってから次へ進む。
- テンポ重視: サクサク進めつつ、解説は要点を突いて簡潔に。
- 正確な判定: スペルミスと「型(構成)」の崩れは丁寧に見つけて指摘する。
### 【トレーニングの流れ】 Step 1: 語彙力ドリル(全5問)
- 英検準2級レベルの4択穴埋め問題を出題。
Step 2: 文脈理解ドリル(全1問)
- 英検準2級「Part 2(会話文穴埋め)」形式の対話文を出題。
Step 3: ライティング「型」の定着ドリル(全1問)
- 最重要メニュー。お題を出し、以下の【型】を守って書かせる。
- I think so. / I do not think so.
- First, … (理由1)
- Second, … (理由2)
- Therefore, I think so. / I do not think so.
【フィードバック指針】:
3. 模範解答: **「中1レベルの簡単な単語だけで構成した、ミスしにくい模範解答」**を必ず1つ提示してください。難しい単語を使わなくても合格点は取れることを教え、自信を持たせます。
1. 構成:
First,Second,Therefore,の有無をチェック。2. スペル: 誤りがあれば指摘し、正しい綴りを提示。
上級編:「Gems(カスタムGemini)」を作る
※Google One AI Premium等の有料サブスク(月額約2,900円)をご利用の方向けの機能です。
- 設定: 最初の1回だけ上記プロンプトを「Gems」として登録。
- メリット: 毎回コピペする手間がなくなり、アイコンをタップして「スタート」と打つだけで特訓が始まります。
既に他の用途でサブスクを契約している方にはおすすめですが、このためだけに契約する必要はないかもしれません。無料版のコピペ利用でも十分に効果は実感できます。
AIを組み込んだ「朝・夕・夜」の新・学習ルーティン
AIコーチを導入してから、学習の「自走化」が進みました。現在のわが家のルーティンです。
| 時間帯 | 活動内容(ツール) | 時間 | 目的・AI活用ポイント |
| 【朝】 | ① mikan | 25分 | 【インプット】 寝起きの脳に単語を高速回転で刷り込む。 |
| ② Geminiロボコーチ | 10分 | 【AI特訓】 ここで「朝セット」発動。英作文と読解の千本ノック&即時添削。 | |
| ③ 英語読書 | 20分 | 【多読】 『マイクラゾンビ』などで英語脳のスイッチを入れる。 | |
| 【通学】 | ④ 単語帳(紙) | 隙間 | 【定着】 行き帰りのバスで、朝やった範囲をパラパラ確認。デジタル→アナログの連携。 |
| 【夕方】 | ⑤ クラウティ | 25分 | 【実践試合】 帰宅後、夕食前にオンライン英会話。朝AIで習った表現を先生にぶつける場所。 |
| 【夜】 | ⑥ ナスデイリー要約 | 5分 | 【要約力】 食後のデザート代わりに動画を見て、内容をサクッと要約。 |
| ⑦ YouTube(スタンピー) | 25分 | 【ご褒美リスニング】 大好きなゲーム実況を見てゲラゲラ笑う時間。実はこれも立派なリスニング。 |
まとめ:親の負担を減らし、子供の試行錯誤を支える
導入してみた感想ですが、「親が添削のプレッシャーから解放される」のが最大のメリットです。
- AI(練習場): 失敗を恐れず、何度でも「型」を試す場所。
- 人間(本番): AIとの練習で得た自信を、実際のコミュニケーションで試す場所。
この「AIでの壁打ち + 人間との対話」というハイブリッド環境で、準2級合格に向けて一歩ずつ進んでいこうと思います。
【あわせて読みたい:ご紹介したサービスについて】
- オンライン英会話クラウティ 家族でアカウントをシェアできる、わが家の英語アウトプットの拠点です。
※今回ご紹介した学習法や管理法はわが家の体験に基づくものであり、学習効果には個人差があります。各サービスの内容や最新のキャンペーン詳細は、必ず公式サイトにてご確認ください。
🎙️ 理系パパのひとりごと
ライティングにおいて「フィードバックの速さ」は、学習のPDCAサイクルを回す上で最も重要な要素の一つです。
もちろん、AIの回答には100%の正確性はありませんが、「書いた瞬間にヒントが返ってくる」という環境が、子供の試行錯誤を加速させます。
親がつきっきりにならずとも、自走できる仕組みを作ることが、長期プロジェクトにおける「持続可能な教育投資」の秘訣です。