
どうも、「でぶちょ社長」です。
今日は予定を変更して、ちょっと緊急で「お金」の記事を書いています。 ニュースで「こどもNISA」の議論が始まったという話題を見ましたか?
「廃止されたJr.NISAの代わりができるかも?」と期待が高まっていますが、制度ができるのを待っていては手遅れになります。
今日は、我が家がすでに実践している「Jr.NISA(旧制度)のリアルな運用成績」を包み隠さず公開します。 論より証拠。これが「時間を味方につけた投資」のパワーです。
公開!Jr.NISAで教育費はいくら増えた?我が家の運用成績
我が家では、子供の将来のためにJr.NISA枠をフル活用して運用してきました。 その中身(ポートフォリオ)と、2025年12月4日時点の成績がこちらです。
驚異の年利10%越え!「米国株×金×債券」の黄金ポートフォリオ
| 銘柄(役割) | 元本 | 現在の時価 | 含み益 |
| 楽天・全米株式(VTI) (攻め:経済成長) | 309万円 | 468万円 | +159万円 |
| iシェアーズ ゴールド (守り:有事の金) | 65万円 | 205万円 | +140万円 |
| eMAXIS Slim 先進国債券 (クッション:安定) | 53万円 | 68万円 | +15万円 |
| 合計 | 約427万円 | 約741万円 | +314万円 |
なんと、元本427万円が、放置しているだけで741万円に増えました。 プラス73%の成長です。
これを「年利(1年あたりの利回り)」に換算すると、約 10% 〜 11% で回り続けている計算になります。 (※一般的な投資の平均点は年利5%程度と言われています)
この成績は出来過ぎですので、今後もこの成績が続くと考えるのは楽観的すぎます。ですが、前回記事で紹介した年利3%~7%で成長するとの試算が、それほど、非現実的な数字で無い事がわかりますよね?

「特に凄かったのが『ゴールド(金)』です。元本は一番少ないのに、評価額は3倍以上に。 『株だけじゃなく、金も持っておけ』という戦略が、円安とインフレの時代に見事にハマりました」
教育費1500万円への道:残り6年間の「複利」シミュレーション
タイムリミットは長男が大学に入学するまでの6年間です。
すでに「年利10%」の実績が出ていますが、ここからは保守的に見積もって、一般的な「年利5%」でシミュレーションしてみます。 この741万円を、追加投資なしで「年利5%」で運用し続けると、どうなるか?
電卓を叩いてみました。
- 現在: 741万円
- 6年後(大学入学時): 約 993万円
なんと、今のまま寝かせておくだけで、約1,000万円に到達する計算です。
これが「複利」の魔法です。 スタートの元本(427万円)に対して年利5%なら年間20万円しか増えませんが、育った資産(741万円)に対してなら、何もしなくても年間37万円以上増えていくんです。
これが、我が家の「大学費用の本丸」です。 私が働かなくても、「時間」と「ポートフォリオ」が、勝手に学費を稼いでくれています。
投資だけじゃない!不足分500万円を埋める「公的支援」と「積立」
しかし、マレーシア留学(4年間)にかかる総費用は、ざっと1,500万円を見込んでいます。 Jr.NISAで1,000万円作れても、あと500万円足りません。
「やっぱり足りないじゃん!」 と思われるかもしれませんが、ここには「絶対に負けない計算式」があります。
① 「公的支援」を全額貯金する
これから6年間で国や県から入ってくるお金を、1円も使わずにプールします。
- 児童手当(高校まで): 月1万 × 6年 = 72万円
- 高校授業料無償化(私立高校想定): 年40万 × 3年 = 120万円
- 小計: 約192万円
② 「月5万円」の現金積立を続ける
これは今もやっていることですが、給料から月5万円を自動積立します。
- 現金積立: 月5万 × 12ヶ月 × 6年 = 360万円
合計すると……
① 192万円 + ② 360万円 = 552万円
なんと、Jr.NISA(約1,000万円)と合わせれば、総額1,550万円。 目標額をクリアできるんです。

「マジックはありません。『入ってくる支援金を使わない』ことと、『地味な積立を続ける』こと。 投資でホームランを狙わなくても、この組み合わせでゴールには届くんです」
今からでも遅くない?「新NISA」で月5万積立した場合の未来図
「うちはJr.NISAやってないし、もう手遅れかも……」 そう思っている方のために、今から「新NISA」で月5万円を積み立てた場合の未来を計算してみました。
条件は、現実的な「年利5%」で運用できた場合です。
パターン①:あと6年しかない!(中学入学から開始)
- 積立総額: 360万円
- 運用結果:約 418万円 (+58万円)
- 銀行に預けるより58万円も増えます。これだけでも、留学時の航空券代やPC代が賄えます。遅すぎることはありません。
パターン②:あと10年ある!(小学低学年から開始)
- 積立総額: 600万円
- 運用結果:約 776万円 (+176万円)
- 期間が少し伸びるだけで、利益が3倍近くに跳ね上がります。これなら日本の私立理系大学の学費がほぼ全額カバーできます。
パターン③:最強の18年間(0歳から開始)
- 積立総額: 1,080万円
- 運用結果:約 1,746万円 (+666万円)
- なんと、増えた分(利益)だけで600万円以上。
- 総額1,700万円あれば、マレーシア留学費用を全て賄える可能性がありますね。
結論:18年には勝てなくても、6年でも十分な武器になります。検討の余地は十分にあると思います。まずは、勉強からでも始めてみてはいかがでしょうか?
まとめ:サラリーマン家庭でも「時間」を味方につければ世界に行ける
我が家の勝因は、天才的なトレードをしたからではありません。 「子供が小さいうちに始めて、今まで売らずに持っていた。」ただそれだけです。
そして、足りない部分は「国の制度」と「労働(積立)」で埋める。 この「投資・制度・労働」の3本柱があれば、サラリーマン家庭でも世界を目指せます。
週末、お子さんの将来のために「お金の作戦会議」をしてみてはいかがでしょうか?
※本記事は我が家の実例を紹介するものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資はリスクを理解した上で、ご自身の判断で行ってください。

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